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今日の一言
まさしく山上の説教が、たえず新たに、厳格なキリスト者の共同体、すなわち山上の説教の尺度に従って生活しようと欲し、それゆえに国民教会や普遍的な文化社会とはもはや一致しえない共同体を形成するように促したのである。
―――エルンスト・トレルチ

アナバプティズム研究会、始動!

 これまで、アナバプティズム研究会は、機関紙の発行や、インターネットでの啓蒙活動の他には、何ら活動を行っていなかった。しかし、だからといって手をこまねいていたのではない。使徒たちの目指した教会の回復というアナバプティズム研究会が掲げたヴィジョンの実現に向けて、具体的な活動計画を密かに練り上げてきたのだ。

 1999年12月13日、それは、アナバプティズム研究会にとって記念すべき日となった。この日初めて、アナバプティズム研究会が真に「研究会」としての活動を開始したからである。

 はじめての研究会は、国際基督教大学本館369号教室において、13:30より行われた。参加者は3人、まずまずの滑り出しであった。初回ということで、アナバプティズム研究会が他のクリスチャン団体といかなる点に於いて異なるか等の簡単な説明の後、当面の活動として何を行うかを話し合った。

当会では、講義もしくは読書会をするために参加者のニーズを想定し、いくつかのオプションを用意していた。読書会のための資料として用意していた本の多くは英語であったため、多忙な参加者達は多少の戸惑いを見せた。参加者の関心はLinnemannの新約学に関する本に集まったが、そのボリュームゆえに、授業の合間、1学期間で終わらせるには現実的でないと判断。結局、アナバプティズム研究会らしく、メノナイトの学者John Howard Yoderの手による論文、Christ, the Hope of the Worldの読書会を行うことにした。同論文は内容的には高度な歴史神学的論文であるが、分量も比較的少なく、理解も当会会員の解説を加えればそれほど困難ではないと当研究会では判断している。

 初日の活動には参加できなかったが、次回からの参加を希望するという者もおり、当研究会では、今後の運動の展開に大きな希望を持っている。

 今回の読書会は、国際基督教大学の大学歴による今学期の期末試験期間まで開催され、毎週月曜13:30から14:40にかけて、本館369号教室で行われる。参加資格は、その人生において、キリストに従うことを堅く決意しているキリスト者学生とされている。

東京アナバプテスト・センター
宣教平和委員
オゥノ ミチオ氏のコメント

 ICUでアナバプティズム研究会が始まったとのこと,おめでとうございます。発展すること,というより,なにより長続きすることを期待します。(そもそも,アナバプティスト運動そのものが少数派だったのですから,人数は問題ではありますまい。)

 「アナバプティズム研究会」というと,アナバプティズム研究者のさきがけだった榊原巌先生の,同名の会を思い出します。そのころ,渋谷にあった先生のお宅で毎月十人に満たない者たちが集まってアナバプティストの歴史や考え方を学びました。

 迫害の歴史を学んでいた時,参加者の一人が(高校生でしたが)「アナバプティストはあんなに迫害されたのに,どうして今の教会は迫害されないのですか」と質問しました。それに対してたった一言なさった先生のお答えがいまだに忘れられません。

 「それは君,本当の教会じゃないからだよ。」

 本当の教会とはどんなものか,そこで生きていくとはどんなことか,アナバプティズム研究会を通して見つけていただきたいと思います。


お知らせ

・アナバプティズム研究会のホームページのアドレスが少し変わりました。新しいアドレスは、
http://anabap.tripod.com/です。当面のところ、旧来のホームページアドレスでも当研究会のページを見ることができますが、更新はされません。

・当会開催の読書会にご参加ください。日時、場所、参加資格などは前述のとおりです。不明な点は、当会会員にお尋ねください。

あとがき

 ついに始まった研究会。非常に嬉しく思っていますが、同時に、その責任の重さを感じています。

東京アナバプテストセンターのオゥノ氏より貴重な言葉をいただきました。特にその中の、榊原巌氏の言葉が印象に残りました。感動した、というよりは、何というか、誤解を恐れずに言えば、心の中に、深い傷として残ったという感じです。教会が教会としてあるべき姿にないこと、これこそが最大の悲劇であります。

 中国では、大規模なキリスト者の迫害の中に、生きた信仰があります。環境が違う、確かにそうかもしれない。しかし、イエスをキリストとして生きるなら、その生き方は必ず迫害を生むのです(Uテモテ 3:12)。

 我々も、福音のゆえに迫害を受けるほどに、成長しようではありませんか。

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