ようこそ、アナバプティズム研究会へ!

コンテンツ
アナバプティストとは何か?
アナバプティズム研究会の目的


コンテンツ

Restitution(レスティテューション)

アナバプティズム研究会のオピニオン誌です。発行は不定期です。
当研究会が、インターネット上での活動としては最も重きを置いている活動です。

 

日報

「日報」は、アナバプティズム研究会が提供する機関紙です。オピニオン誌/研究誌としてのRestitutionに対し、より時事問題等に重点を置いています。

 

アーカイブ

アナバプティズム研究会アーカイブは、アナバプティズム、初代教会、聖書等に関する広く有用な資料を整理、収集、翻訳し、真摯にイエスの道を求める人々にこれらを提供することを第一の目的としています。

過去の更新履歴などもここにおさめられます。

 

更新履歴

その名の通りです。

 

リンク

特にアナバプティズム関係に重点が置かれています。
この分野のリンク集は、日本語で書かれたものとしては、極めてめずらしいと思います。

 

International version

まだ作成中です。待ちましょう。いつも真剣に考えてはいるのですが…


アナバプティストとは何か?

 「アナ」という言葉は、「再び」という意味です。アナバプティストというのは、「再びバプテスマを授ける人」という意味で、元々は賎称です。この教派がいつから存在したかについては諸説ありますが、一般的には、もともとツヴィングリの弟子であったコンラート・グレーベルらによってはじめられたと伝えられています。グレーベルは、はじめツヴィングリと行動を共にしていたのですが、後に幼児洗礼の問題で対立するようになります。ツヴィングリも、はじめは幼児洗礼に対して懐疑的でしたが、様々な政治的状況もあり、急激な改革を嫌いました。しかし、彼らは幼児洗礼が聖書に書かれていない教理であることを確信するに至り、遂に妥協的なツヴィングリと折り合うところがなく、彼らは独自の群れを形成するに至りました。

 彼らは、当時のキリスト教界が採用していた教会観を根底から揺るがした点に於いて、非常に革新的でした。当時、カトリックであれ宗教改革主流派(プロテスタント)であれ、教会の構成員とは、国家に属する教会に幼児洗礼によって加えられた人々のことを指していましたが、彼らにとって、教会とは、国家の中にいる全ての人間から構成されるのではなく、新生し、キリストの弟子の道を歩む決意をしたものでなくてはなりませんでした。

 彼らは幼児洗礼の有効性を否定し、悔い改めた者にのみバプテスマを施しました。ルター派や改革派、長老派、カトリックにとってみれば、彼らは幼児洗礼を施した者に再びバプテスマを授ける者でしたので、「アナバプティスト」と彼らを呼んだのです。勿論、当の「アナバプティスト」達にとってみれば、彼らは聖書的に有効なバプテスマを一度限り授けているわけで、この名称は当たらないわけです。

 彼らはまた、教会の聖さを追い求めました。彼らは信仰による救いを主張した点では他のプロテスタントと変わりませんが、行いのない信仰を無に等しいとして、安っぽい恵み一辺倒の神学ではなく、実を結ぶ信仰を重んじました。マタイ16章と18章で主が言われているとおり、罪を犯した者に対して悔い改めを要求し、これを拒み続けるなら、教会の交わりから追放したのです。彼らの生活態度に関しては、敵対者も一様に賞賛せざるを得ませんでした。

(Restitutionより引用)

アナバプティズム研究会の目的

 当会は、宗教改革時に、使徒たちの目指したヴィジョン、使徒たちの目指した教会の姿に立ちかえれと声高に叫んだ人々の歴史を記念し、アナバプティズム研究会と名づけられています。しかしこれは、一つの教派に対する忠誠を意味するものでもなければ、彼らをそのまま模倣すべしということを意味するものでもありません。

 当会の目的は、使徒たちの目指した教会のヴィジョンを取り戻し、キリスト者をキリスト者たらしめることです。そのために、我々は、聖書、歴史、神学等の研究を深め、また、有益と思われる情報を発信し、真摯にキリスト者たらんとする人々に仕えたいと願っています。


アナバプティズム研究会のコンテンツの著作権は、当会Web管理者の三根 翼に属するものです。
無断転載・無断リンクを禁止します。
Copyright ©2001Anabaptism Study Group/Tsubasa Mine. All rights reserved.